窯業系サイディングとは？その特徴とメリット・デメリットをご紹介！

自宅の外壁材選びは、住まいの美しさだけでなく機能性にも大きく影響します。
そんな外壁材の中でも、特に人気なのが窯業系サイディングです。

この記事では、窯業系サイディングの魅力と、そのメリットとデメリットについて解説します。
記事を参考にして窯業系サイディングの知識を深め、後悔のない外壁材選びを行いましょう。

□窯業系サイディングとはどんなもの？

窯業系サイディングとは、セメントと木材繊維を薄い板状に加工した外壁材です。
製造過程で高熱処理されるため「窯業系」と呼ばれ、その製法により多くの利点をもたらします。
ここでは、そんな窯業系サイディングのメリットを3つご紹介します。

1:耐震性と耐火性

窯業系サイディングは、耐震性に優れ、地震が多い日本の住宅に最適です。
また、耐火性にも優れており、火災時の安全性が高いのが特徴です。

2:豊富なデザイン

デザインの自由度が高いのも窯業系サイディングの魅力の一つといえます。
タイル調や木目調など、さまざまなデザインから選べ、家の外観を自由に彩れることからも高い人気を集めています。

3:コストパフォーマンス

他の外壁材と比べて、初期費用が抑えられる点も大きなメリットです。
また、施工が簡単で工期も短いため、リフォーム時の費用を抑えられます。

□窯業系サイディングのデメリットって？

窯業系サイディングは数多くのメリットを持つ一方でデメリットもあるため、外壁材選び時にはそのデメリットについても理解しておく必要があります。
そこでここでは、3つのデメリットをご紹介します。

1:メンテナンスの頻度

サイディングの特性上、耐用年数を延ばし美しい外観を保つために定期的な塗り替えやメンテナンスが必要です。
メンテナンスには時間もお金もかかるため、デメリットとなり得ます。

2:熱の蓄積

セメントは熱を吸収しやすい素材です。
夏場には外壁が熱を持ちやすく室内温度の上昇に繋がることもあるため、遮熱効果のある塗料を使用し、熱の蓄積を防ぐ必要があります。

3:防水機能の欠如

基本的に防水機能を持たないため、防水加工が必要です。
この点もメンテナンスの一環として重要になります。

□まとめ

窯業系サイディングは、耐震性、耐火性に優れ、デザインの自由度が高く、コストパフォーマンスにも優れた外壁材です。
ただし、メンテナンスの頻度や熱の蓄積、防水機能には注意が必要です。
これらの特性を理解し、自宅の外壁材として窯業系サイディングを選ぶかどうかを検討してみてください。