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瓦屋根の漆喰とはどの部分?劣化した漆喰のメンテナンス方法もご紹介します!
2023-02-28
耐久性に優れている瓦屋根ですが、実はメンテナンスが必要な部分があることをご存知ですか。
それが漆喰という箇所です。
実はとても重要な役目を持つ漆喰ですが、あまり聞きなじみがなく気にしたことがない方もいるかもしれません。
今回は、瓦屋根で使われる漆喰という部分について、その役割やメンテナンス方法をご紹介します。

□瓦屋根に使われる「漆喰」とは?

漆喰が使われるのは瓦屋根独特で、主に瓦屋根の山の部分である棟瓦と平らな部分の間を埋めている白いものです。

漆喰には葺き土を雨水から守る役目と見た目を美しくする役目があります。
葺き土というのは、瓦を支えるために瓦の内部に詰められている粘土のようなもので、これが劣化すると瓦が歪んだりずれたり、屋根全体も劣化してしまいます。
その葺き土を保護するためにも、漆喰は雨水の侵入を防ぐ重要な役割を持っているのです。

また、接着の目的でも漆喰が使われます。
瓦同士をしっかりと接着、固定することで屋根全体の強度が上がり、隙間がなくなるので動物の侵入も防げます。
漆喰は家を安全な場所にするための、とても大切な部位なのです。

□漆喰のメンテナンス方法

漆喰のメンテナンス工事は、劣化の程度に合わせて2種類あります。
劣化が軽いなら「詰めなおし」、ひどい場合は「棟瓦取り直し」の2つです。

*漆喰の詰めなおし工事

漆喰が一部剥がれていたり崩れていたり、劣化症状がそれほどひどくない場合に行う工事です。
漆喰は経年劣化でひびが入り、中の葺き土が溢れてきてしまいます。
葺き土が痩せてしまい屋根の強度が落ちるので、劣化している部分に新しく漆喰を詰め直して少しのひび割れでも早めに修理します。
費用も棟瓦の取り直し工事に比べて安価なので、そんなに劣化していない場合はこちらの工事で十分です。

*棟瓦の取り直し工事

全体的に漆喰が剥がれ中の土が水分を吸うと、一直線のはずの棟瓦が歪んできます。
少しの歪みも傷んでいるサインなので、すぐに棟瓦を取り直します。
屋根の頂点に設置されている棟瓦をすべて撤去し、葺き土を新たに盛った後瓦を置き直します。
水分が入らないように漆喰を塗りなおせば完成です。

流れを聞いているだけだと簡単そうですが、この工事には熟練の技が必要です。
棟瓦が歪んでいるのが見つかったら、きちんとプロに工事を依頼しましょう。

□まとめ

瓦屋根に使われる漆喰とは、棟瓦と平らな部分を接着している白い部分を指します。
漆喰の役割は、葺き土を水分から守ること、見た目を美しくすること、接着し屋根の強度を高めることなど様々です。
どれも重要な役割で、定期的にメンテナンスすることで屋根を長寿命化できます。
漆喰の劣化やトラブルを早く発見するためにも屋根の点検は必要不可欠なので、少しでも気になることがあればお気軽に当社までご相談ください。
株式会社 住創
〒514-0815
三重県津市藤方2610-4
TEL.059-271-9125
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