カバー工法のメリットとデメリットについてご紹介！

快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、カバー工法を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、カバー工法のメリットとデメリットとカバー工法が適している状態についてご紹介します。

□カバー工法のメリットとデメリット

＊外壁カバー工法のメリット

1:断熱性や遮音性の向上

カバー工法により外壁に厚みが生まれ、それが断熱性や遮音性の向上につながります。
既存外壁を撤去しないため、遮音性や断熱性だけでなく、防水性や壁面の耐久性も向上します。

2:外観の変化

カバー工法で使用されるサイディング外壁材は、高い意匠性を持ち、さまざまなデザインがあります。
外壁の材質を変えることで、外観の印象を大きく変えることが可能です。

3:メンテナンスコストの削減

カバー工法は外壁塗装と比較して長期的にメンテナンスコストを削減できます。
外壁塗装が必要な周期よりも長く持つため、メンテナンスの頻度が低くなります。

＊外壁カバー工法のデメリット

1:施工制約

外壁の劣化状況によっては施工が難しい場合があります。
外壁の劣化が進んでいると、十分な取り付けが難しくなります。

2:使える素材の限定

カバー工法に使える素材が限られています。
また、外壁が重くなりすぎないように、軽い素材が主に使用されます。

3:外壁内部の補修が難しい

カバー工法は既存の外壁材を撤去しないため、外壁内部の補修が難しいというデメリットがあります。
外壁内部に問題がある場合は、対処が難しいです。

□カバー工法が適している状態

1:塗装では対応できない状態

触ると白っぽい粉がつくチョーキング現象が起きている状態がこれに当たります。
また、全体的に塗装が剥がれて下地まで見えている、モルタル壁で洗浄で落としきれないコケやカビが出ている状態も塗装では対応できないため、カバー工法がおすすめです。

2:外壁の下地までは劣化していない状態

幅3mm以下の細かいヒビ割れがある場合がこれに当たります。

また、モルタル壁からサイディング壁にしたい場合はカバー工法がおすすめです。

しかし、ひび割れを放置し、下地まで雨水が浸入している、構造部まで劣化が進行している場合は張り替えがおすすめです。

□まとめ

カバー工法のメリットとデメリットを把握し、カバー工法を検討してみてください。
触ると白っぽい粉がつくチョーキング現象が起きている状態や、外壁の下地までは劣化していない状態の場合にカバー工法がおすすめです。
本記事がカバー工法について理解を深める参考になれば幸いです。