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屋根のカバー工法の失敗例と後悔しないためのポイントをご紹介!
2024-03-04
快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、屋根のカバー工法を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、屋根のカバー工法の失敗例と、後悔しないためのポイントをご紹介します。

□屋根のカバー工法の失敗例

1:劣化が進行した野地板へのカバー工法

屋根カバー工法は、劣化が進んだ野地板を再利用する工法です。
最近の金属屋根は30年以上の耐久性が期待できるため、屋根の寿命は野地板の寿命と同等と考えられます。
雨漏りが長期間放置された屋根に対して屋根カバー工法を施すと、金属屋根の固持力が発揮されず、風で屋根が飛ばされる危険があります。

2:強風地域でのカバー工法

強風地域や周囲に遮るものがない場所での屋根カバー工法は、屋根材と屋根の張り方を誤ると失敗しやすいです。
耐風性に優れた屋根材や部材、正しい張り方が必要です。
特に横葺き金属屋根は一部がはがれると全体を張り直さなければならないことがあります。

強風地域で横葺き金属屋根を施工する場合、ビスを使って1枚1枚しっかりと留めることで耐風性が向上します。
多くの屋根材メーカーが釘とビスのどちらでも構わないとしていますが、風に不安を感じる場合はビス留めが選択肢となります。
ただし、費用と手間が釘よりもかかることに留意が必要です。

3:低勾配の屋根へのカバー工法

基本的に、緩勾配の屋根に横葺き屋根でのカバー工法は避けるべきです。
横葺き金属屋根は2.5寸勾配以下の屋根には施工できません。
この制約を無視して金属屋根を設置すると、雨漏りのリスクが高まります。

4:低品質の防水シートの使用

長期的な視点で見ると、低品質な防水シートの使用は避けるべきです。
屋根カバー工法の主な目的は防水シートの更新であり、屋根材の更新が主目的ではありません。
防水シートは雨漏りを防ぐ役割があり、高耐久性のものから10年程度で劣化が始まるものまでさまざまです。
改質アスファルト(通称ゴムアス)以上の品質の製品を選ぶことが重要です。

□後悔しないためのポイント

1:下地の状態を確認

重要なポイントは「下地の状態を詳細に調査すること」です。

見積もりを取る際に、会社の中には下地の状態を十分に調査せずにカバー工法を提案することがあるため、注意が必要です。
また、屋根材には「強風に対する保証」がある場合もありますので、契約前に確認することをおすすめします。

2:防水シートの適切な選択

最も重要なポイントは「防水シートの選定」です。

防水シート(ルーフィングシート)は屋根材の下に隠れていることがあり、提案の際に十分な説明がされないことがあります。
しかし、防水シートの選定は雨漏りを防ぐ上で極めて重要です。

雨漏りの主な原因は防水シートの破れに起因し、屋根が割れていても防水シートが正常であれば雨漏りはほとんど発生しません。
防水シートの選定には慎重に注意する必要があります。

□まとめ

屋根のカバー工法の失敗例を参考に、失敗するポイントを把握しましょう。
後悔しないためのポイントを確認することで、屋根カバー工法による後悔を避けられます。
本記事が屋根のカバー工法について理解を深める参考になれば幸いです。
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