結露と外壁の関係性！知らないと怖い外壁の結露による住宅への影響と対策

家のメンテナンスに興味はありますか。
せっかくのマイホームを長く安心して住み続けたいですよね。
でも、最近、家の外壁に結露が発生していることに気づいて、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、外壁の結露が住宅に与える影響と、その対策について具体的に解説していきます。

□結露が引き起こす住宅への影響

外壁の結露は、見た目だけでなく、住宅全体に悪影響を及ぼす可能性がある、深刻な問題です。
放置すると、住居の安全性が損なわれ、健康にも悪影響を及ぼすため、早めの対策が重要です。

1: カビやダニの発生

湿気を好むカビは、結露している場所に発生しやすいです。
窓のサッシや浴室など、湿気がこもりやすい場所に発生しているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
カビは、住宅に被害を及ぼすだけでなく、健康にも大きな影響を与えます。
アレルギーや呼吸器系の病気の原因となることも。
また、カビと同様、ダニも湿気を好みます。
ダニは、アレルギーや喘息の原因となるだけでなく、皮膚炎を引き起こすこともあります。

2: 腐食

結露は、外壁だけでなく、住宅の構造部材も腐食させてしまう可能性があります。
特に、木造住宅の場合、木材が腐食し、強度が低下することで、建物の寿命が短くなってしまうことも。

3: シロアリなどの害虫の発生

湿気が多い場所には、シロアリが発生しやすいです。
シロアリは、木材を食べてしまうため、住宅の構造部材を食い破り、建物を崩壊させてしまうこともあります。
このように、結露は、住宅に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

□外壁の結露を防ぐ対策

では、外壁の結露を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。
いくつかの対策方法がありますので、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して、適切な対策を選びましょう。

1: 外壁に通気層を作る

外壁と断熱材の間に通気層を作ることで、湿気を逃がしやすくし、結露の発生を抑えられます。
通気層は、外壁を張り替える際に設置することが可能です。

2: 外壁の色を白にする

外壁の色が濃いほど、熱を吸収しやすくなります。
そのため、夜間に外壁の温度が下がり、結露が発生しやすくなります。
外壁を白にすることで、熱を反射し、温度差を小さくできます。
外壁の色を変えるには、塗装や外壁の張り替えが必要となります。

3: 親水性が高い塗料を使う

親水性が高い塗料は、水滴をはじきやすく、結露による水滴が外壁に付着し続けるリスクを軽減できます。
ただし、結露そのものを防ぐ効果はありません。

4: 外断熱にする

外断熱とは、建物の外側に断熱材を設置する方法です。
外断熱にすることで、外壁の温度差を小さくし、結露の発生を抑えられます。
外断熱は、新築時に採用するか、リフォーム時に外壁を剥がして施工する必要があります。

5: 定期的なメンテナンス

定期的に外壁のメンテナンスを行うことで、外壁の性能を維持し、結露の発生を防げます。
外壁の汚れやひび割れを放置すると、結露が発生しやすくなるため、定期的な清掃や補修が重要です。

□まとめ

外壁の結露は、放置すると住宅に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
カビやダニの発生、腐食、シロアリ被害など、住居の安全性を損なうだけでなく、健康にも悪影響を及ぼすため、早めの対策が必要です。
外壁の結露を防ぐには、外壁に通気層を作る、外壁の色を白にする、親水性が高い塗料を使う、外断熱にする、定期的なメンテナンスなど、様々な対策があります。
それぞれの対策の効果や注意点、コストなどを考慮して、適切な対策を選びましょう。
快適で安全な住まいを長く保つためにも、外壁の結露対策は、ぜひ積極的に行いましょう。