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パミール屋根に塗装はNG!劣化の真実と正しい対処法
2024-10-09
築年数が経った家の屋根のメンテナンス。
そろそろ屋根の塗り替えも考えているけれど、パミール製の屋根は塗装できないって聞いたことがある…
そんな不安を抱えている方はいませんか。
パミールは、アスベスト使用が禁止された後に開発されたノンアスベスト屋根材の先駆け製品です。
しかし、製造方法や素材の特性から、塗装によるメンテナンスが難しいことが多く、実際には「塗装できない」と判断されるケースが多いのです。
この記事では、パミール屋根材の真実と、塗装できない理由、正しいメンテナンス方法について詳しく解説します。
不安を解消し、適切な対策を立てるための参考にしてください。

□パミール屋根材の真実

パミールは、1996年から2008年にかけてニチハから販売されていた、ノンアスベスト屋根材です。
アスベスト使用が禁止された後、アスベストに代わる素材として開発されましたが、製造方法や素材の特性から、塗装によるメンテナンスが難しい屋根材として知られています。

1: パミールの製造方法

パミールは、薄い板を一枚ずつ重ね合わせ圧縮して水分を抜いていく抄造法(しょうぞうほう)で製造されていました。
この製造方法によって、パミールは軽量で高耐久、断熱性に優れた屋根材となりました。
しかし、この抄造法は、素材の隙間や層間剥離を起こしやすく、塗装によるメンテナンスが難しい原因の一つとなっています。

2: パミールの素材

パミールに使用されている素材は、セメントと繊維質の混合物です。
この素材は、経年劣化によって水分を吸収しやすく、膨張や収縮を繰り返します。
また、素材自体が脆く、塗装の際に剥がれやすいため、塗装によるメンテナンスが難しいとされています。

□パミール屋根材はなぜ塗装できないのか

パミールは、構造や素材の特性から、塗装によるメンテナンスが不可能なケースが多いのです。

1: 層間剥離

パミールは、抄造法で製造されているため、層間に隙間が生じやすい構造となっています。
この隙間は、経年劣化によって水分を吸収し、膨張や収縮を繰り返すことで、層間剥離を引き起こす原因となります。

2: 劣化による素材の脆化

パミールは、セメントと繊維質の混合物でできており、経年劣化によって素材が脆化します。
脆化した素材は、塗装の際に剥がれやすく、塗装によるメンテナンスが難しいだけでなく、高圧洗浄で剥がれてしまうリスクも高まります。

3: 塗料の密着不良

パミールの表面は、凹凸が大きく、滑らかな表面ではありません。
そのため、塗料が密着しにくく、塗装してもすぐに剥がれてしまう可能性があります。

□まとめ

パミール屋根材は、製造方法や素材の特性から、塗装によるメンテナンスが難しいことがわかりました。
層間剥離や素材の脆化、塗料の密着不良など、塗装によるメンテナンスが難しい理由がいくつかあります。
パミール屋根材のメンテナンスをする場合は、塗装ではなく、専門業者による葺き替えやカバー工法などを検討する必要があるでしょう。
また、屋根の状態を定期的にチェックし、早めのメンテナンスをすることが大切です。


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