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サイディングの直貼りで後悔?外壁のメンテナンス方法を解説!
2024-08-28
サイディング直貼りで家を建てたものの、メンテナンス方法が分からなくて悩んでいる方はいませんか。
築10年以上経つ住まいで、そろそろ外壁のメンテナンス時期が気になる方もいるかもしれません。
これから家を建てるけど、サイディング直貼りの外壁についてもっと知りたいと考えている方もいるでしょう。
この記事では、サイディング直貼りの外壁のメンテナンス方法について、具体的な方法とそのメリット・デメリットを解説していきます。
家を長く快適に住み続けたいと思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
□サイディング直貼り工法とは?通気工法との違い
サイディング直貼り工法は、住宅の構造用合板に透湿性の防水シートを貼り、その上から直接サイディング外壁を貼り付ける施工方法です。
1990年代に普及し始め、工期が短くコストを抑えられることから注目を集めました
しかし、外壁内部に湿気がこもりやすく、構造劣化のリスクがあるというデメリットも指摘されています。
一方、通気工法は、防水シートとサイディング外壁の間に通気胴縁と呼ばれる木材を挟むことで、通気を良くし、湿気による構造劣化を防ぐ工法です。
2000年以降、多くのメーカーや工務店が標準工法として採用しています。
1:サイディング直貼り工法のデメリット
サイディング直貼り工法は、工期が短くコストを抑えられるというメリットがある一方で、以下のデメリットがあります。
・外壁内部に湿気がこもりやすく、構造劣化のリスクがある
・外壁塗装ができないため、メンテナンス方法が限られる
・内部の劣化状況を把握しにくい
2:通気工法のメリット
通気工法は、サイディング直貼り工法のデメリットを解消した工法であり、以下のメリットがあります。
・外壁内部の通気を良くすることで、湿気による構造劣化を防ぐ
・外壁塗装が可能で、メンテナンス方法の選択肢が多い
・内部の劣化状況を把握しやすい
□サイディング直貼りのメンテナンス方法
サイディング直貼り工法で建てられた住宅の場合、外壁塗装ができないため、メンテナンス方法が限られます。
具体的には、以下の2つの方法があります。
1:外壁重ね張り(カバー工法)
既存の外壁の上に新しい外壁を重ねて施工する方法です。
既存の外壁を撤去する必要がないため、工期が短く、コストを抑えられます。
また、外壁が二重になることで、断熱性や防音性も向上します。
しかし、外壁が厚くなるため、建物の重量が増加し、構造への負担が大きくなる可能性があります。
2:外壁張り替え
既存の外壁を撤去し、新しい外壁を貼り替える方法です。
工期が長く、コストも高くなりますが、建物の構造への負担が少なく、デザイン性の高い外壁に仕上げることができます。
また、既存の外壁を撤去することで、内部の劣化状況を把握しやすく、必要に応じて下地の補強を行うことができます。
3:メンテナンス方法の選択ポイント
メンテナンス方法を選ぶ際は、以下の点を考慮する必要があります。
・予算
・工期
・デザイン性
・構造への負担
・内部の劣化状況
□まとめ
サイディング直貼り工法は、工期が短くコストを抑えられるというメリットがありますが、湿気による構造劣化のリスクがあります。
メンテナンス方法としては、外壁重ね張り(カバー工法)と外壁張り替えの2つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
最適なメンテナンス方法を選択するためには、予算、工期、デザイン性、構造への負担、内部の劣化状況などを考慮する必要があります。
この記事が、サイディング直貼りの外壁のメンテナンス方法について理解を深める一助となれば幸いです。