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天井のシミの原因とは?放置するリスクも紹介!
2024-08-18
天井のシミの原因とは?放置するリスクも紹介!
築10年以上の物件に住んでいて、天井にシミを発見したことはありませんか。
「雨漏りかな…?」と不安に思っている方もいるかもしれません。
しかし、天井のシミの原因は、雨漏りだけではありません。

本記事では、天井にできたシミの原因や放置のリスクを紹介します。

□天井のシミの原因は5つ!

1:雨漏り

屋根のすぐ下にある天井にシミができている場合は、雨漏りの可能性が高いでしょう。
瓦やスレートなどの屋根材がズレたり、スキマができて、雨水が侵入しているケースが考えられます。
また、防水コートなどの塗装が剥がれたり、排水口が詰まったりして、雨漏りが発生することもあります。
雨漏りによるシミは、ジワッと水分が広がったような状態になるのが特徴です。

2:ラミネート天井の接着剤

雨漏りのシミと間違えやすいのが、ラミネート天井の接着剤によるシミです。
ラミネート天井とは、木目のプリントを貼った天井用の板のことです。
接着剤によるシミは、雨漏りと違って直線状にしみ出すのが特徴です。
経年劣化だけでなく、加工過程や材料選択ミスが原因になっていることもあります。

3:害獣の糞尿
天井からガサゴソと物音や足音が聞こえたり、小動物が住み着いている気配はありませんか?
ネズミやコウモリなどの小動物が屋根裏に住み着いている場合、その糞尿で天井にシミができることがあります。
害獣は同じ場所に糞尿をし続ける習性があるため、早急に駆除する必要があります。

4:屋根裏の結露

屋根裏の断熱が十分でないと、結露が発生し、天井にシミができることがあります。
屋根裏の結露は、室内の湿気が天井に上がり、外の空気で冷えた屋根材にあたることで発生します。
結露を防ぐためには、断熱材をしっかり施工し、通気や換気を調整する必要があります。

5:給水管・排水管の水漏れ

給水管・排水管の詰まりや老朽化によって、つなぎ目などから水漏れしてシミができることがあります。
築10年以上たつと劣化して水漏れするケースが多いので、定期的な点検や交換・修理が必要です。
地震や凍結などの自然の影響によっても水漏れが発生することがあります。

□天井のシミ放置で起きる3つの恐ろしい被害

天井のシミを放置すると、深刻な二次被害が発生する可能性があります。

1:カビによるアレルギーやシックハウス症候群

カビは湿気を好み、天井のシミはカビの発生源となりえます。
カビが発生すると、アレルギー反応やぜんそく、呼吸器系疾患、シックハウス症候群などの健康被害を引き起こす可能性があります。
カビ毒はダニのエサにもなるので、ダニを呼び寄せてしまうことも懸念されます。

2:シロアリによる家屋の損傷

雨漏りは、シロアリが発生しやすい環境を作ります。
シロアリは湿った木材を好み、雨漏りで湿った木材を餌として家屋を食い荒らします。
シロアリ被害は、家の構造を損なうだけでなく、耐震性能の低下にもつながります。
最悪の場合、家の建て替えが必要になることもあります。

3:資産価値の低下

天井のシミは、建物の劣化を象徴するものであり、資産価値を大きく下げてしまいます。
雨漏りによる木材の腐敗やシロアリ被害、カビの発生などにより、建物の状態が悪化し、中古物件として売却する際に価格が下がる可能性があります。
不動産業界では、「雨漏りは家の価値を最も下げる要因の一つ」と言われるほどです。

□まとめ

天井のシミの原因は、雨漏り以外にも、ラミネート天井の接着剤、害獣の糞尿、屋根裏の結露、給水管・排水管の水漏れなどがあります。
放置すると、カビによるアレルギーやシックハウス症候群、シロアリによる家屋の損傷、資産価値の低下など、深刻な二次被害が発生する可能性があります。
天井にシミを発見したら、原因を特定し適切な対応をとることが重要です。
早めの対応が、快適な住環境を守るだけでなく、将来的な経済的負担を軽減することにつながります。
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